頭の中を整理する時、皆さんは何を使っていますか?
紙にペンで書き出してみたり、スマホやPCのメモ帳に打ってみたりなど、様々な方法があると思います。
僕は紙に書き出すことの他に「マインドマップ」を使っています。
リベ大の両学長がYoutubeで使っているアレです。
私もマインドマップを使って頭の中を整理することにしてからしばらく経ちました。
そこで今回は、マインドマップを使ってみた感想をシェアします。
こんな人におすすめ
やるべきことを可視化したい
頭の中で考えていることっていうのは、アウトプットした方が整理されやすい。あれやこれやと思いついたことが関連性があるかどうかは目に見えない状態だと関連付けが難しい。
マインドマップは物事の関連性を可視化できる。
説明の順序立てが苦手
「起承転結」。これがきちんとしていないと説明が下手というレッテルが貼られる。説明ベタと言う印象を与えてしまう要因の1つに「話す順番」がある。
マインドマップでは、とりあえず話すことを書き出してから、順番を組み替えられる。
マインドマップとは?使う目的と効果
マインドマップの書き方や使用例を解説する前に、マインドマップの概要や使う目的、効果など基本的な知識を紹介する。
基本知識が漠然としたまま使用例を真似しても、効果が十分には現れず、ちょっとした事で使わなくなってしまいがちだからだ。
マインドマップとは
マインドマップは、用紙の中央に議題となるメインテーマを配置して、テーマから連想されるアイデアや情報を線で繋げながら、分岐させるように放射状に展開していく思考方法。
マインドマップを使う目的
マインドマップを作成するには、関連するキーワードを連想したり、想像したりしながら整理する力が必要になるため、作者の記憶力・理解力・発想力を向上させる目的として使われる。
また、頭の中にあるアイデアや複雑なテーマを、一枚の絵のように全体を俯瞰できる図形として可視化できるようになる。
作成した図は各要素が分解され、線で関連付けられた図形になるので、複雑な発想や計画を理解するための資料として、他者を助ける目的にも利用可能だ。
マインドマップで得られる効果
マインドマップでは、脳にある意味記憶の構造に適した方法で頭を使うため、物事の記憶能力や理解能力を向上させる効果がある。
また、メインテーマを構成する要素を文章ではなくキーワード(2から3つの単語)で繋げていくため、複雑な内容でもコンパクトな空間にまとめて表現できるメリットがある。
理解が難しい複雑な問題でも、目に見える形にしながら理解する方法としてとても効果的で、複雑と感じる部分を具体化することで、行動に移すための意思決定能力も向上する。
押さえておきたいマインドマップの作り方
マインドマップに限らずツールを使い始めた時ほどルールにこだわる傾向があるが、マインドマップは能力を向上させるための道具。作成することが目的になっては本末転倒。
まずは押さえておきたいポイントだけ理解して、実際に利用して効果を実感しよう!
【基本】マインドマップの書き方
マインドマップを書くときのステップは以下の4つ。
中心にメインテーマを書く
まずは中心にメインテーマを書く。関わっているプロジェクト名や問題点、目標など、解決するべき事柄や学びたい事を用紙の中心に配置しよう。
テーマとキーワードを結び付ける
次に、関係するキーワードをメインテーマから木の枝が分岐するように線でつなげて追加する。
各キーワードを分解する
その後は、追加した各キーワードをさらに詳細に分解していく。
配置を見直す
出し切った後は、重要度が高いキーワードをメインテーマの近くに再配置したり、すぐに行動に移せる事柄を末端に持ってきたり、関連性によって各キーワードを並べ替えて整理する。
情報を整理しながら全体を俯瞰して観察したり、各キーワードの関係性を考えたりすることで、問題に集中し記憶力・理解力・発想力が高まった状態になる。
マインドマップのルール
マインドマップは情報を効率的に深く理解するための道具。いくらルールに従ったマインドマップを作成しても「情報を深く理解できた」という効果がなければ意味がない。
例えば、講義の内容をメモ代わりにマインドマップを使って記憶したり、頭の中のアイディアを速記で整理したりするなど、記入する状況や制限時間によっては上記のルールをすべて守るのは難しいこともある。
すべての場面で同じルールを必ず適用しなければ意味がないものではなく、目的は自分の能力を伸ばすこと。自分に合ったルールを見つけることが重要。
効果的に作成するためのポイント
マインドマップを作成するときに便利なポイントは以下の3つ。
大きな用紙の中央からはじめる
用紙を大きなものにすれば、アイデアを書き込むスペースが増える。マインドマップは、想像力を働かせながら内容を出し切ることで最大限に効果を発揮する。
書き込むスペースが少なくなると比例して発想力も縮小してしまうから、スペースは十分に確保しよう。
抽象的なアイデアから具体化する
枝を伸ばすときには、抽象的なアイデアから徐々に具体化していくほうがスムーズにキーワードを増やしやすい。
アイデアを追加して細分化する
最初は気付かなかったキーワードや関係性は後から記入することにして、どんどん枝を伸ばしたほうがマップの作成が簡単だ。課題を細分化しながらアイデアを出したり、違う枝同士の関係性を矢印で繋げたりすることで、脳が十分に活性化される。
新たなアイデアや今まで気づかなかった方法を発見できる可能性が増えますので、伸ばした枝でも面倒くさがらずにアイデアの追加や気付いた関係性はどんどん追加するようにしよう。
4つのマインドマップ活用シーン
マインドマップは、以下の4つがあげられる。
学習ノートに使い記憶力を向上させる
マインドマップは作成が容易で、物事のポイントを捉えやすい技術だから、ノートに記入したメモの要点を整理して、全体の構造や一連の関係性を理解する使い方にも向いている。
テストの出題範囲全体を系統立てて分類し、学習スケジュールを組むといったタスクやプロジェクト管理ツールとしても利用可能。
情報を整理してやるべきタスクを可視化する
やるべき仕事の順番や不安要素、必要なスケジュールなどを整理する道具としてもマインドマップは有効的。
他にも別分野の仕事で忘れてはいけない内容を記入し、ひとつの表で今やるべきタスクをすべて確認できる便利なツールですね。
プレゼンテーションの資料にする
プレゼンやレポートなど伝えたい相手がいるときの資料は、文章だけではなく、図形として視覚的に補助することで理解力が向上する。リベ大の両学長はまさにこの方法。
さらに、相手に伝えるポイントはなるべく絞ったほうが、相手の記憶力も上がり複雑なテーマでもスムーズに進行できる。マインドマップは、ひとつの図形に必要な要素がすべてキーワードとして凝縮されて詰まっているからプレゼンやレポートの参考資料に最適な道具。
ブレストのアイデアを関連付ける
頭の中にあるアイデアを出し切るブレストでは、出したアイデアに系統を付けてキーワード同士を関連付けしながら、ひとつのマインドマップを作成します。会議など複数人でブレストをするときにとても有効的。
メンバーが提案したアイデアをひとつの表に次々追加して管理することが可能になります。
無料で初められるソリューション
MindMeister
こちらも基本は無料で、Googleアカウントを持っていれば誰でも使える。
プラン別の比較表は以下の通り。有料版は画像の添付ができるからより伝えやすいマップを作成できる。
まとめ
マインドマップはひとつのテーマに関する理解力を深めるのに最適な思考方法だ。
しかし、実際にマインドマップを活用している方で、以上のルールを完璧に守っている方は少ない傾向にあります。
マインドマップはあくまで自分の能力を高めるためにありますので、ルールにこだわらず、まずは使ってみて、自分の都合に合っている使い方を見つけてください。
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