質問したけど、思ったとおりの回答が来ないな。
営業は質問力が大切というけど・・・。
本記事はそんな人に向けて書いています。
「聞きたい」「知りたい」という気持ちが高まると、調べたらすぐにわかることでも、思わず質問したくなりますよね。
私の場合、ITという全く新しい部署に配属になってから、IT用語が多くて分からないことだらけでした。特にベンダーとのやり取りが増えてきて、相手に「自分が何を聞きたいのか」を伝えることの重要性をひしひしと感じていました。
なお、今回の記事の元になった動画はこちらです。
質問力が大切な理由
しっかり準備された「良い質問」にはさまざまなメリットがあります。
そうは言っても、なかなか難しいんだよね…。
最初から「的確な質問ができる人」はいません!
でも、日々の意識を少し変えてみるだけで、質問は向上します!
質問力を向上させる3STEP
質問力を上げるための3STEPは以下の通りです。
STEP1:自分で調べる
まずは、自分自身で調べてみましょう。
分からないことをすぐに聞くのではなく、自分で「どうやって調べよう」と考えてみよう。
例えば、「15分調べてみて、分からなかったら質問しよう」というように、1回自分で調べるということが大切です。
自分で調べる時って、自分が分からないことを文字で表現しないと調べられないですよね?
分からないことを文字に起こすという訓練にもなるので、一石二鳥ですよ。
STEP2:質問先を確認する
誰に聞けばいいか分かったから聞いてくる!
OK!じゃあ、それは誰に聞けば分かるのかな?
・・・・・・。
質問する内容がはっきりしたら、次は誰に聞いたらその疑問が解決するのでしょうか。ここを間違えてしまうと、聞き手も相談相手も時間をロスしてしまいます。
「そのことなら〇〇さんに聞いてみると良いよ〜」なんて教えてもらえるかもしれませんが、質問するということは少なからず相手の時間を奪ってしまうということです。
そうならないように、「誰に聞くか」も明確にする重要なポイントです。
STEP3:要点をまとめてから質問する
誰に聞けばいいか分かったから聞いてくる!
数分後・・・
・・・何を聞きたいのか分からないって言われた…。
「何を」「誰に」まで分かったらすぐに聞きに行く!
その行動力は非常に素晴らしいことですが、一旦待ってください。
ここで大切なのは、「聞くことの要点をまとめる」ことです。
バーっと質問を投げられる側を考えてみましょう。
受け手側としたら、要点がまとまっている方が、何に対して答えたら良いかが明確になるので、回答がしやすいです。
箇条書きで構わないので、聞きたいことの構成を整理しましょう。
質問力を鍛えるメリット
質問力が高いということはビジネスの世界でも重要な能力ということです。
質問力がある人は望んだ回答が得られるだけじゃなく、「仕事の不明点・疑問を自身で解決する能力」「その人との信頼関係が深まる」などのメリットがあります。
メリット1:疑問に対する適切な回答を得られる
質問力が高いと疑問に思っていることに対する回答が得られやすくなります。
顧客や上司が望んでいることを適切に聞き出せるようになり、認識の齟齬から生まれるミスも減らせます。
メリット2:問題解決能力の向上
質問力が高くなると「誰に聞いたら良いか」ということも身につきます。
片っ端から誰でも彼でも声をかけなくても、聞くこと、聞く人がわかるということですね。
つまり回答を得られるまでにかかる時間を短縮できるようになる。
メリット3:信頼関係が深まる
きちんとした質問ができるようになると聞かれる方も楽ですよね。
質問力がある人は的確な質問方法を知っており、質問というコミュニケーションを通じてさまざまな人々との信頼関係を深めていくことができます。
質問に答えてもらったら必ずお礼する
これが一番大切です。
質問するということは、少なからず相手の時間を取ることです。
仮に自身の求めている回答が得られなくても、相手に対する感謝の気持ちは必ず伝えましょう。
質問力を鍛えるおすすめの書籍
様々視点で書かれているビジネス書も多く出ています。
本は先人たちの知恵です。
きっと自分似合う方法も見つかるかもしれませんよ。
ちなみに筆者が読んだ本は下記です。
コメント